ホワイトハウスのIPが住宅用プロキシで貸し出し可能に

概要

ホワイトハウスのネットワーク(AS2650)から、住宅用プロキシサービスを通じて外部にIPアドレスが貸し出されていることが判明しました。ロシア系のInfaticaなど複数のプロキシが利用され、2023年10月から11月にかけて236回の通信が記録されています。

このIPは本来大統領府専用であり、外部からのアクセスは極めて限定的であるはずです。にもかかわらず、一般ユーザーが数ドルでこのIPを借り、匿名化や位置偽装に利用できる状態です。

同様の手口は過去に選挙システムへの攻撃にも関与しており、国家レベルのインフラが意図せず攻撃者の足場になるリスクが浮き彫りになりました。

技術的詳細・特徴

  • 住宅用プロキシは、個人のインターネット接続を中継し、外部からはそのIPが直接アクセス元に見える仕組み。
  • Layer3 IntelはAS2650からのプロキシ出口ノードを236回検知し、主に夕方から深夜(17時〜24時)に集中。
  • Infaticaを含む28種類以上のプロキシサービスがホワイトハウスのIPを利用可能と判明。
  • 対象IPは6つのアドレスに限定され、これらは過去に選挙システム攻撃に使用されたサーバーと同一オーナーが管理。

影響・対策方法

外部からの匿名化トラフィックが政府ネットワークを経由することで、監視回避や攻撃の踏み台に利用される危険があります。対策としては、住宅用プロキシの出口IPをホワイトリストから除外し、AS番号単位でのトラフィックフィルタリングを強化することが重要です。また、内部端末に不要なプロキシクライアント(例: Infatica)をインストールしないポリシーを徹底し、定期的なネットワーク監査で異常な通信を検出する体制を整えましょう。

出典

情報元: Krebs on Security

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