Oracle E-Business Suiteの新たなRCE脆弱性、パッチ適用後も攻撃者が探索開始

概要 Oracle E‑Business Suite (EBS) の Application Object Library に存在する深刻なリモートコード実行脆弱性 (CVE‑2026‑101767, CVSS 9.8) が、Oracle のクリティカルパッチで修正された直後に、脅威アクターによるスキャンが確認されました。本記事では脆弱性の概要と対策を解説します。 技術的詳細・特徴 この脆弱性は、EBS の内部 API が不適切に入力を検証することで、認証済みユーザーでなくても任意の OS コマンドを実行できる点にあります。攻撃者は特製の HTTP リクエストを送信し、サーバ上でコードを注入・実行します。攻撃コードは特定のパラメータ「OA_OBJECT_NAME」に細工した文字列を含めることで、バックエンドの PL/SQL が eval 関数に渡され、任意のシェルコマンドが実行されます。脆弱性はデフォルト設定のままインターネットに公開された環境でも利用可能で、特権ユーザー権限でのコード実行が可能です。パッチは 2024 年 10 月の Critical Patch Update に含まれ、対象モジュールのバリデーションロジックを強化しました。 影響・対策方法 未パッチの EBS 環境は直ちにパッチ適用を実施。 パッチ適用後も外部からのスキャンが続くため、Web アプリケーションファイアウォール (WAF) で該当リクエストをブロック。 アクセス制御リスト (ACL) を見直し、管理画面への IP 制限を強化。 ログ監視と侵入検知システム (IDS) で不審なリクエストを検知し、インシデント対応手順を整備。 実際に検知されたスキャンは、IP アドレス 203.0.113.45 … Read more

Microsoft、1,400件超の脆弱性を一括修正 Windows更新の重要ポイント

概要 Microsoftは本日、Windowsや関連ソフトウェア向けに1,400件以上の脆弱性を修正する大規模な更新をリリースしました。78件が「クリティカル」評価で、コード実行が可能なものも含まれます。ゼロデイと判定されたCVE‑2026‑9695はWindows Shellの機能バイパスです。 このパッチは過去最大規模で、2020年の記録を上回り、累計4,000件超のCVEsが公開されました。 技術的詳細・特徴 修正対象はWindows 10/11、Server、.NET Framework など多岐にわたり、主なポイントは以下です。 クリティカル評価が78件、ほとんどがリモートコード実行可能。 ゼロデイCVE‑2026‑9695はWindows Shellのセキュリティ機能を回避。 .NET Framework のバイパス(CVE‑2026‑108398)は事前に公開され、攻撃者が準備できる時間が増大。 AI(大規模言語モデル)による脆弱性発見が増加し、修正件数に寄与。 影響・対策方法 企業は以下を優先すべきです。 本日配布された全更新プログラムを速やかに適用。 CISAの「Known Exploited Vulnerabilities」カタログに掲載された26件を最優先でパッチ適用。 テスト環境での動作確認を行い、業務システムへの影響を評価。 Windows 10 のサポートは2027年10月まで延長されたため、引き続き更新が必要。 出典 情報元: Krebs on Security

Ciscoが35件の脆弱性を修正、重要なバッファオーバーフローに注意

概要 Ciscoは35件の脆弱性に対するパッチを公開し、うち12件以上がクリティカルと評価されています。Meraki、License On‑Prem、NX‑OS、APIC、Finesseなど幅広い製品が対象です。現時点で実際の攻撃は報告されていませんが、早急な対応が推奨されます。 技術的詳細・特徴 主な脆弱性はメモリ破壊や認証回避に関するものです。 Meraki: 7 CVEをまとめて修正。特にCVE-2026-76464はバッファオーバーフローや範囲外書き込みを引き起こす。 License On‑Prem: 8件修正。CVE-2026-20328は認証なしで不正アクセス、CVE-2026-76454はDoSを誘発。 NX‑OS: 14件修正(うち7件クリティカル)。CVE-2026-76455/76459は不適切なアクセス制御と書き込みエラー。 APIC: CVE-2026-76498〜76500は不適切なアクセス制御、OSコマンドインジェクション、メモリ欠陥。 Finesse: 高リスクのSSRF脆弱性(CVE-2026-20362)を修正。 影響・対策方法 これらの脆弱性は認証なしでリモートコード実行やサービス妨害を引き起こす可能性があります。対策は以下の通りです。 該当製品を使用中の組織は速やかにCisco提供の最新ファームウェアへアップデート。 NGOAMが有効なNexus 3000/9000シリーズは機能を無効化するか、パッチ適用を必須とする。 管理インターフェースへのアクセスはIP制限や二要素認証で保護。 Cisco Security Advisoriesを定期的に確認し、追加情報や新たな脆弱性に備える。 出典 情報元: SecurityWeek