PHPの緊急脆弱性が大量サイト停止を引き起こす可能性―即時対応が必要

概要 本日、PHPの緊急セキュリティアップデートが公開され、約70%のウェブサイトが直ちに対応を求められました。2つの深刻な脆弱性はリモートコード実行やサービス拒否を引き起こし、実際にエクスプロイトが野放しで観測されています。 影響はDrupal、Magento、Joomla、WordPressなど多数のCMSに波及し、欧州の政府サイトでも一時的に停止が報告されました。 OpenAIやWizの研究者がAIを活用して実証したことから、過去数十年にわたって埋もれていた欠陥が一気に危険度を高めました。 技術的詳細・特徴 今回の脆弱性はPHP本体に存在する2つのバグで、どちらも任意コード実行(RCE)を可能にします。過去10年でリリースされたすべてのPHPバージョンに少なくとも一つは影響があり、特に古いバージョンほど攻撃対象になりやすいです。エクスプロイトは複雑なチェーンを必要としましたが、生成AIがそのハンドリングを自動化したことで実用化が加速しました。 攻撃者はWebシェルを設置し、サーバ上で任意のコマンドを実行できるほか、データ漏洩やサービス停止(DoS)も引き起こします。CloudflareはUTC 3:02にWAFルールを追加し、悪意あるリクエストをブロックしています。 影響・対策方法 公式サイトから提供されたPHP 8.3.12以降、または該当バージョンのパッチを直ちに適用する。 WAFやIPSで「CVE‑2026‑xxxx」系のシグネチャを有効化し、疑わしいリクエストを遮断する。 CMSやプラグインのバージョンも最新に保ち、不要なPHP拡張は無効化する。 サーバのバックアップを定期的に取得し、侵入が疑われた場合は速やかに復旧手順を実行する。 出典 情報元: Krebs on Security

Oracle PeopleSoft の深刻脆弱性が再度悪用、WAF回避とウェブシェル展開

概要 Googleは、Oracle PeopleSoft の深刻な脆弱性(CVE‑2026‑35273)を狙った大規模な攻撃キャンペーンが再び活発化していると警告しています。攻撃者はWAFを回避し、認証不要でリモートコード実行を行い、ウェブシェルを設置しています。対象は金融、医療、製造など多岐にわたります。 技術的詳細・特徴 この脆弱性はPeopleSoft のコンポーネントにある入力検証の欠陥で、特定のHTTPリクエストを細工するだけで任意のコマンドを実行できます。攻撃者は以下の手法を組み合わせています。 WAF のシグネチャを回避するためにエンコードや分割送信を使用 CVE‑2026‑35273 のRCE を利用してサーバ上にWebShell を配置 配置後はPowerShellやLinuxシェルで持続的なアクセスを確保 影響・対策方法 成功した場合、攻撃者はデータベース情報の窃取、内部ネットワークへの横展開、ランサムウェアの配布など広範な被害を引き起こす可能性があります。推奨される対策は次の通りです。 Oracle が提供するパッチ(2026‑Q3 Security Update)を速やかに適用 WAF のルールを最新の攻撃パターンで更新し、エンコード系回避手法を検知できるようにする PeopleSoft の公開サービスを最小限にし、不要なポートやエンドポイントを閉鎖 ログ監視と異常なリクエストのアラートを強化し、侵入の早期検知を行う 出典 情報元: The Hacker News