概要
研究者がCVE-2026-58882(通称SMS of Death)向けのPoCを公開しました。
特別に細工したSMSを送信するだけで、未パッチ端末のセルラーサービスが停止したり、OSがクラッシュしたりします。
今回の情報は、既にパッチが提供されているものの、アップデートが遅れているデバイスが対象です。
技術的詳細・特徴
SMS of Deathは、AndroidのRIL(Radio Interface Layer)にあるメッセージ処理ロジックのバッファオーバーフローを突くものです。攻撃者はSMS本文に過剰な長さのデータを埋め込み、受信時にカーネルが不正なメモリ領域を書き換えることで、電話アプリや通信スタックを強制終了させます。
- リモートからSMSだけで実行可能
- ユーザー操作不要、バックグラウンドで自動的に発動
- パッチ適用前の全Android端末が潜在的に影響を受ける
影響・対策方法
この脆弱性により、サービス停止やデバイスの再起動が頻発し、業務に支障を来す可能性があります。対策としては、以下を速やかに実施してください。
- 端末メーカー・キャリアが提供する最新のセキュリティパッチを適用する
- 不審なSMSは開かずに削除し、SMSフィルタリングアプリの導入を検討する
- 企業環境ではMDMでパッチ適用状況を一元管理し、未適用端末を隔離する
出典
情報元: BleepingComputer