MAC OS-X (11 Big Sur) に SoftEther VPN Client をインストールしていい感じにVPNしてやろうと思った件。結論から言うと。本日時点ではVPNクライアントをインストールできても、仮想NICを作成できないため、使用不可能。誰かtuntaposxを開発してくださいお願いします。
クライアントソフトウェアのインストール
詳しいインストール手順について、公式には名言されていない模様。CentOSやUbuntuなどのLinux OSへのインストール方法と同様と記述されていたので、そのようにインストールする。以下にその手順を示す。Softether公式にはWindowsしかサポートしないスタンスのようでLinuxとMACについてはオマケ的なポジションに見える。本気度が低い。
パッケージのダウンロード
以下URLから最新版のclientをDLする。製作者の登大遊さんが公開してくれている。登さんに感謝。
https://github.com/SoftEtherVPN/SoftEtherVPN_Stable/releases
本日時点の最新版は以下。
インストール
Linuxと同じなのでコンパイルして完了といった流れ。
MAC用のコンパイラ(開発者ツール)を先にインストールしておこう。以下はその手順。
開発者ツール(コンパイラ(gcc))インストール
ターミナル起動
「ユーティリティ」→「ターミナル」
gccインストール
ターミナル上で「gcc」と入力してEnter押下。
「gccコマンドを実行するには、コマンドライン・デベロッパ・ツールが必要です。ツールを今すぐインストールしますか?」といったポップアップが表示されるので「インストール」をクリック。
「コマンドラインツール使用許諾契約」のポップアップが表示されるので「同意する」をクリック。
ダウンロードとインストールが自動的に開始される。
完了後、ターミナル上で「gcc –version」と入力してEnter押下。
gccのバージョン情報が表示されれば成功。
Softether VPN Client インストール
仮にダウンロードされたディレクトリをユーザーのホームディレクトリ直下の「Download」ディレクトリとすると、必要な作業は以下。
ターミナル起動
「ユーティリティ」→「ターミナル」
作業ディレクトリ移動
ターミナル上で「cd ./Download」と入力してEnter押下。
ファイル有無確認
「softether-vpnclient-v4.38-9760-rtm-2021.08.17-macos-x64-64bit.tar.gz」をDLしたケース。
ターミナル上で「ls -l softether-vpnclient-v4.38-9760-rtm-2021.08.17-macos-x64-64bit.tar.gz」と入力してEnter押下。
DLしたファイルが表示されていればOK。
ファイル解凍
ターミナル上で「tar xvzf softether-vpnclient-v4.38-9760-rtm-2021.08.17-macos-x64-64bit.tar.gz」と入力してEnter押下。
作業中のディレクトリ直下に「vpnclient」というサブディレクトリが作成され、その中に解凍される。
作業ディレクトリ移動
ターミナル上で「cd ./vpnclient」と入力してEnter押下。
(一応)Makefike有無確認
ターミナル上で「ls -al」と入力してEnter押下。
「Makefile」が存在していればOK。
コンパイル
ターミナル上で「make」と入力してEnter押下。
何か入力を求められたら「1」と回答しておけばOK(なはず)。
エラーメッセージ的なメッセージが表示されなければOK。
完了すると、同ディレクトリ内に「vpnclient」と「vpmcmd」というファイルができているので、それらを使って初期設定やクライアントサービスの起動を実行することになる。
以上でインストールについては完了。
初期設定する際に仮想NICを作成する必要があるが、そこで挫折したので、その件について後日記述する。
参考サイトを以下に列挙する。
MAC-OS-Xのバージョン
MAC-OS-Xでsoftethervpnする件について触れているフォーラム
TUNTAPOSX提供サイト
http://tuntaposx.sourceforge.net/download.xhtml
MACでのVPN接続手順(L2TPoIPSEC)