YAMAHAルーターでも、IPフィルタをいい感じに使うとPBRを実現可能。公式ではフィルタ型ルーティングと呼んでいるようなので正しくはフィルタ型ルーティングか。これにより、RTXルーターに着信したパケットについて、「予めIPフィルタで指定したIPアドレスやプロトコルにマッチしたら任意のネクストホップへ転送する」といった処理が可能。複数プロバイダとインターネット接続契約をしていて、用途によってプロバイダを使い分ける場合などに使うといい。
IPフィルタでルールを作成
ip filter 101 pass 192.168.10.1 * * * *
ip filter 102 pass 192.168.20.2 * * * *
スタティックルート設定
送信元が192.168.10.1のパケットはPP1(プロバイダA)へ、192.168.20.2のパケットはPP2(プロバイダB)へ送信する例。
ip route default gateway pp 1 filter 101 gateway pp 2 filter 102
以上。